「もんじゅ」運転再開の是非は県民投票で!

…福井県民投票条例制定請求の呼びかけ…

 福井県は、美しい山・川・海を有し、県民は豊かな自然の恵みを得て、平和に暮らしてきました。県民はこの環境を守りつつ、次世代につなげることを望んでいます。他方、県民は国策に応じ、水力発電所建設を始めとして、今日では15基もの原子力発電所立地県として、日本経済発展に貢献してきました。
 ところが、高速増殖原型炉「もんじゅ」は、平成7年12月8日にナトリウム火災という想定されていなかった事故を起こし、現在も運転を停止したままです。内外に衝撃を与えたこの事故を契機に、国は原子力政策円卓会議を開催し、また動燃は核燃サイクル機構に改組されました。 その後、運転再開に向けた取り組みは着々と進み、昨年6月5日、栗田知事は国がもんじゅの安全審査を行うことを了承しました。一方で、県においては「もんじゅ安全性調査検討委員会」を設置し、県民も交えての安全性の検討を始めています。
 昨年8月の福井新聞社の世論調査では、「再開すべきでない」が20%、「安全性を確認したうえで判断する」が46.25%と答えており、約3分の2の人が、現時点で「再開」という判断を下していないことが判っています。
 国際的にも注目されている「もんじゅ」の運転再開の是非についての真摯な議論が、県民の身近なところで県民参加のもとで、十分に展開されることを願うとともに、その議論を見極め、私たちは自らの責任で、運転再開の是非を判断したいのです。
 私たちの判断を示す手段の一つに「住民投票」があります。共に学び、議論を重ね、一人一人が判断を下したいと願います。

 この運動は、「もんじゅ」運転再開の是非を県民投票で決めるための条例を求める取り組みであり、もんじゅ運転再開に賛成の人も、反対の人も、また、これまで判断していなかった人も、自らが判断する機会を得るための大切な取り組みなのです。

 私たちは、エネルギーの大切さ・命の尊さ・心の豊かさを考え、一人一人の声を大事にしたいと思います。これからの世界を担っていく子ども達の未来・命・幸せに大きな責任を負っていることを自覚し、県民一人一人が意思表示することを呼びかけます。そしてその結果が今後の県政に確実に活かされることを切に願います。

 以上の趣旨で、私たちは「県民投票条例制定」を請求するための「準備会」を立ち上げ、運動を進めていきたいと考えています。たくさんの方に御賛同いただき、ご協力いただきますよう、ご案内申し上げます。

平成14年3月21日
県民投票を実現する会準備会